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セメント ボンド検層 (CBL)

   
測定センサー
測定センサー
CBL(cement bond logging)は、音波検層(ソニック)の一種で、ケーシングの裏込め状況を調べる検層法です。

ケーシング管は、井戸の孔壁を保護するために挿入される鋼管です。
ケーシング管内の音波は、鋼管を伝わった波動が最初に観測されます。初動波形は地層との密着度の増加によって減衰するため、初動振幅を測定して、裏込め状況を判断します。
この値は、地質、ケーシングの種類(径、厚さ、材質、腐食度)、込め物の種類等により異なるため相対的な値となります。
 
測定器
測定器
波形の減衰は、速度に対し級数的な変化を示すため、振幅比の対数値が接着度合いとの相関性が高くなります。表示方法の1つとしては、対数の逆数を求め百分率を接着指数(Bond Index)として表わします。

最大振幅の接着指数=0
(セメントが入って無い区間)
   
最小振幅=100
(セメンチング良好な区間)

セメントミルクの注入は、地下水の混入・セメント流失の度合いによって、接着指数が低下します。接着指数の低下と共に、地層からの反射波形が見えなくなります。
 
 
調査結果(例)
調査結果(例)
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